アンダーワークス代表の田島です。
2020年10月1日から、新しい勤務ルールを導入したのでその内容をお伝えしたいと思います。ポイントは3つです。

  • 出社義務を撤廃、プロジェクトや個々人の判断で在宅勤務・オフィス勤務を選べるハイブリッド勤務制度。
  • 550ヶ所以上のシェアオフィスと契約、在宅勤務→近隣勤務を可能にし、自宅が近い社員同士の対面会議を容易にする。
  • 年間1ヶ月までワーケーションを可能とし、居住地以外からの勤務を認める。

ハイブリッドからマルチロケーション勤務へ

アンダーワークスは、「完全在宅→オフィスなし」でもなく、「強制出社」でもなく、「マルチロケーション勤務」に向かいます。

これは特に新しい概念というわけでもなく、以前より「Activity Based Working(以下、ABW)」という考え方があり、それを実現していこうという方針です。ABWは時間や場所にとらわれず、「どんな成果を出すべきタスクなのか?」に応じて場所を自由に選ぶ、という考え方です。

「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の略。「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のこと。

https://www.kokuyo-furniture.co.jp/well-link/dic/abw.html

ただ、ABWのようなコンセプトを実現するには、広大なオフィスと大きなな内装工事が必要となります。一部の大手企業以外は手が出せない状況だったのではないでしょうか。

しかし、コロナウィルス拡大に伴う在宅勤務化の流れは、「広大なオフィスがなくてもABWを実現できる機会」にもなりうると感じ、今回の制度変更に至りました。

ワーケーションは想定以上のニーズ

プレスリリースも出しましたが、ワーケーションは開始1ヶ月後には社員の5人に1人が利用済みとなり、11月には更に増え(11月には京都の紅葉を見ながら働く社員が多いようです。僕も座禅しながら町家で働くって感じで何人かの社員と京都に行こうと思ってます)、全社員の1/3以上がワーケーションを利用することになりそうです。

ワーケーション制度を導入、開始1ヶ月で既に社員の2割が利用中

これは想定以上でした。ワーケーションは「制度もあるらしいが、誰も使っていない」となりがちな制度だと思うのですが、弊社の場合は開始早々から「多くの人が実際に利用している」状態であり、とてもアンダーワークスらしい制度になったと思います。

現時点では、利用者のほとんどが独身の若手です。平日から旅行先に移動して仕事をし、朝夕は観光、連休を旅行先で過ごす、というのが典型的な使い方になっています。(中には丸々1ヶ月好きな場所に住んでしまっているツワモノもいます)

今後は、年末年始に地方の実家に早めに帰省する、といった子育て世代の利用も期待しています。また、海外出身メンバーも多いため、コロナの影響が少なくなった際には帰省期間を延ばしながら働く、といった外国人メンバーも増えるのではと思います。(時差の問題は解消しにくい問題ではありますが・・)

ハイブリッド勤務は手探り

ハイブリッド出社に関しては、人によって出社率が高い社員、在宅率が高い社員がいます。ポイントはプロジェクトの成果を上げるためにプロジェクト単位や個人単位で常に働く場所を選択できる、ということです。

例えば、資料作成に集中したい時、朝から夕方までZoomミーティングが続く時などは在宅勤務のほうが効率が良いと思います。一方、プロジェクトで柔らかいテーマをブレストする時や新メンバーと懇親が必要な時などはオフィスで集まる方が良いと思います。今回の制度変更によって、こうした働く場所の判断をプロジェクトや個々人単位に委ねる、ということが実現しました。

ただし、まだまだ課題も多くあります。

例えば、入社したての新入社員はオフィス勤務で同僚との懇親ニーズが高い一方、Zoomミーティングを多く抱えるマネージャー層は在宅勤務ニーズが高い状態です。「クライアントへの価値提供」と「中長期的な社員の成長」両方を最大化するためには、今後色々な工夫が求められると感じています。

また、「オフィス勤務でもクライアントとの会議はZoom」というケースがほとんどであり、「Zoom難民」が生まれつつあります。大きな会議室を占拠するのも忍びない、オープンスペースで会議は会話が聞こえてしまう・・ こんな課題を解決するために、集中ブースの導入等を検討したいと思っています。

セレンディピティを生むシェアオフィス活用

シェアオフィスは、2つ契約をしました。1つが野村不動産が展開する「H1T」、もう1つはカラオケのビッグエコーの提供する「Office Box」です。2つのシェアオフィスを合計すると日本全国で550ヶ所以上の今すぐ使えるオフィスができたことになります。

どちらのシェアオフィスも、完全従量課金制で、「初期費用不要・使わなければ無料」というところが即採用した理由です。また、Webで予約・スマホで解錠など、利用時のペーパーワーク・決済手続きがないことも、メンバーのITリテラシーが高く・オペレーション自動化を好むアンダーワークスには最適でした。

まだ利用開始して数ヶ月ですが、意外なことにこのシェアオフィスで偶然社内のメンバーに会う、ということが何度かありました。リアルに人と会うことが貴重になっている中で、こうしたセレンディピティから新たなアイディアが生まれることも期待できそうです。

マルチロケーション勤務で価値提供を最大化する

アンダーワークスは、緊急事態宣言以前、全国一斉休校が決定された2月末時点から「原則全社員リモート勤務」に切り替えました。

以前よりリモート勤務を認めていたこと、ZoomやSlack、Boxなどのクラウドベースのテクノロジーを多く採用していたこともあって、全く支障なく全社リモート体制への切り替えができました。

ただし、ここまでは危機に対する守りの在宅勤務でしかないと思います。

クライアントへの価値提供において効率化と創造性の両立を図り、家庭に事情や免疫や外出に対する異なる考え方を持つ社員の個別最適に寄り添い、同時に中長期的な社員の成長をどうやって実現するか。試行と模索がまだまだ続くと思いますが、絶えず変化していくことが大事だと思っています。

アンダーワークスは、オフィス勤務・在宅勤務・近隣シェアオフィス勤務・ワーケーションなどのマルチロケーション勤務を足がかりに、更なる発展を目指していきます。