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ダッシュボードテクノロジーのDOMOによる「2013 DATA-DRIVEN MARKETING SURVEY(データドリブンマーケティング調査2013)」によれば、

およそ64%のマーケターが分析対象とするデータが多すぎて圧倒されている

と考えているとの調査結果がでたそうだ。 (2013 DATA-DRIVEN MARKETING SURVEY
 
これは、DOMO社が300名以上のマーケティングプロフェッショナルに対して行ったアンケート調査から明らかになったデータだ。
 
サンプル数は少ないので数字の正確さには多少の疑問もあるものの、実際にマーケティングの業務に携わる方の気持ちを代弁しているのではないか。
 
「データが大事なのは分かっている。データを常に見たほうが良いことも分かっている。ただ、どのデータをどうやって、どの程度の頻度で確認していくべきなのか・・・ 正直データが多すぎて困惑している」というのはマーケティングの現場の実態を表している。 同調査レポートの中には、データの種類別にどの程度の頻度で数字をチェックしているのかを調査した結果も掲載されている。それによると、

GoogleAnalyticsなどのWeb分析でさえ、毎日チェックしているのは解析担当者の15%以下(7人に1人もいない)である

との結果が出ている。
 
これは、デジタルマーケティングにおける最も基礎的なデータであるWeb解析ツールですらデータが氾濫しておりどの指標/データを見るべきに困惑している担当者の姿を浮き彫りにしているのではないだろうか。
 
結果として、「自社Webサイトへの訪問者数だけをグラフで追うだけ」になってしまい、それであれば「毎日見る必要はない」となっているのかもしれない。
 
データドリブンマーケティングの世界では「リアルタイム・マーケティグ」という言葉と共に、「いかに早く、できればリアルタイムで情報を分析し、アクションにつなげるか」が大事だと言う識者も多くなってきた。

リアルタイム・マーケティング デイヴィッド・ミーアマン・スコット著 情報活用めぐる企業の動き描く

リアルタイム・マーケティングに関する考察 リアルタイム情報のパワーを理解する企業に、極めて強力な競争優位性が集中|特集|SASプレミアムラウンジ

しかし、企業と消費者の関係がますますデジタル化(デジタルシフト)し、モノのインターネット化(IoT)が進む中で、マーケティング担当者が大量のデータに埋もれてしまいどうしたら良いか分からない、という課題も増々浮き彫りになりつつあるのではないだろうか。
 
最近、シリコンバレーのスタートアップ企業では、100インチディスプレイに主要なデータを表示し、全社員で同じデータを毎日見る、というのがトレンドになっているという。こうしたダッシュボーディングテクノロジーは解決の一助になるのかもしれない。 オフィスのトレンドは「クールな情報ダッシュボード」

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