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  • マーケティングオートメーション市場は2019年まで年率9.29%で成長

 
テクノロジー市場分析を行なっているTechnavioが今週、「Global Marketing Automation Software 2015-2019」を発表した。それによれば、全世界のマーケティングオートメーションソフトウェア市場は、2014年〜2019年の5年間で年平均成長率は9.29%になるだろうと予測している。

The global marketing automation software market is expected to grow at a compound annual growth rate (CAGR) of nearly 9% from 2015 to 2019, according to a new report from Technavio.

Global Marketing Automation Software 2015-2019 レポートでは、主要マーケティングオートメーションソフトウェアベンダー19社を中心に、米州・欧州・中東・アジアの各地域におけるマーケティングオートメーション市場分析を行なっており、企業のデジタルメディアへのより一層の戦略投資によって、クラウド型マーケティングオートメーションアプリケーションのニーズが増々高まるだろうと予測している。

MarketsandMarketsは年率8.55%の成長で市場規模は2019年に55億ドルになると予測

7ヶ月前の2014年10月に発表されたMarketsandMarketsによる 世界のマーケティングオートメーション市場予測においても、2019年までの市場成長は年率8.55%になるだろうと予測されており、概ね10%前後での成長が見込まれると予測する向きが多い。 MarketsandMarketsでは、市場規模も予測しており、2014年の36.5億ドル(約4526億円 ※1ドル124円換算)から2019年には55億ドル(約6820億円)にまで拡大すると予測している。 Marketing Automation Software Market worth $5.5 Billion by 2019

MarketsandMarkets forecasts the Global Marketing Automation Software market to grow from $3.65 billion in 2014 to $5.5 billion in 2019, at a CAGR of 8.55%.

日本国内のマーケティングオートメーション市場の規模は?

日本国内におけるマーケティングオートメーション市場の市場規模や市場成長率予測は現時点において具体的な数字が予測されてはいないようだ。だが、理論値は計算できる。

経済産業省がとりまとめた「 情報サービス・ソフトウェア産業の現状と 競争力強化について」によれば、情報サービス及びソフトウェア市場における日本市場の比率は7.2%(米国が44%で1位)と予測されている。これをそのまま当てはめるとすると、国内マーケティングオートメーション市場の規模は2014年の約326億円から2019年には約491億円程度になるはずだ。

だが、国内マーケティングオートメーション市場は米国や欧州と比較するとまだまだ概念が浸透し始めたフェーズであり、実際には300億円を上回っているというような実態はなさそうに思える。2013年におけるクラウド型SFAの市場規模が約140億円、レコメンドツールなどでは20億円程度という市場規模に鑑みると、まだまだ数億から数十億の前半程度に収まるかもしれない。 クラウドサービスの2013年国内市場規模は2725億円、ミック経済研究所

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