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中小・中堅企業向けマーケティングオートメーションツールのAct-On(米・ポートランド、2008年創業)が正式に国内で販売・サポートが開始された。MKTインターナショナル株式会社が販売パートナーとして2016年8月25日からサポートを開始する。

MKTインターナショナル、 マーケティングオートメーション分野のリーダー 米Act-on Software社と提携し、 同社プラットフォームを8月25日販売開始(@Press)

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わかりやすいインターフェースが評価され、中小・中堅企業向けに4,800社以上の実績

Act-On Webサイト

Act-Onは、米テクノロジー調査会社G2 Crowdにおいてマーケティングオートメーション分野でLeaderと評される主要マーケティングオートメーションツールの一角。ファウンダーのRaghu Raghavanは、元Responsys(2013年にオラクルが買収)のファウンダーだ。
 
Act-Onの特徴は何と言っても”使いやすいインターフェース”だろう。創業が2008年とマーケティングオートメーションソフトウェアの中では後発。だがその分モダンなインターフェースで実装しておりツール操作に不慣れなマーケティング担当者でも自在に使える使い勝手が高い評価を得ており、顧客実績も世界で4,800社を超えている。
 
中小・中堅企業向けのマーケティングオートメーションツールは、既にいくつものソフトウェアが存在するが、主にセールスフォース社のPardotやInfusionsoft(現時点で国内サポートベンダーなし)などと競合している様子だ。

 

Act-On ファネルレポート画面

ポイントは日本語リソース、国内環境への対応

インターフェースにおいて非常に優れた評価を得ているAct-On。CRMとの連携等も装備されており、機能的にも充分競争力がありそうだ。したがって日本国内での普及に際しては日本語でのリソースが重要になるのではないか。
 
管理画面の日本語化はもちろんだが、日本語でのマニュアルやトレーニングなどの提供もポイントだろう。国内の中小・中堅企業のマーケターが利用するとなれば、自律的にツールを使い込み習熟していくような環境はあまり整っていない。マニュアルやトレーニングを通じたマーケターのサポートがないと”単なるEメール配信ツール”になってしまいがちだ。
 
また、テキストメールが主体であること、Webサイトからのリードデータより名刺交換からのリードデータが圧倒的に多い、コンテンツ制作を外部ベンダーへ多くアウトソースする、セキュリティ等への細かいルールがあるなど、(それがあるべき姿かどうかは別として)国内企業の特徴にどう対応できるかなどもポイントになるかもしれない。

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