日本を代表する株価指標ある日経平均株価を構成する国内大手225社が、タグ設置型マーケティングオートメーションツールをどの程度導入しているかを独自調査を行った。その結果、225社中17社に導入されており、導入率は約7.6%であった。
17社を業種別にみると、
・電気機器(10社)
・情報・通信(3社)
・輸送用機器(1社)
・化学(1社)
・食品(1社)
・建設(1社)
となっている。また、ツール別にみると、
・Oracle Eloqua (9社)
・Marketo(4社)
・Pardot(2社)
・その他(その他2社)
となっている。
調査方法は、Webサイトで利用されているJavasriptタグを可視化するGhosteryを利用し、各サイトを目視調査した。対象となる企業のコーポレートサイトだけでなく、サービスサイトや主要な子会社等のWebサイトも調査対象とした。
マーケティングオートメーションツールには、Javascriptタグを利用してCookie情報の紐付けやWeb訪問データを扱うものとそうでないものが存在するが、今回はJavascriptタグを利用するツールに限定し調査を行った。
また、Ghosteryに登録されているツールのみを抽出しているため、国産のマーケティングオートメーションツールは対象外になっているものも多い。
業種別では、電気機器と情報通信で導入企業のほとんどを占めており、IT関連企業から導入が行なわれている様子がうかがえる。ツール別では、Eloquaが過半数となっており、大企業におけるシェアが大きいことが見てとれる。