EloquaのインスタンスはPOD1からPOD7までの7つ

Eloquaの利用に際して、1番最初に確認しておくことのひとつに「自社Eloqua環境のPODを確認しておく」というものがある。EloquaにはPODと呼ばれるアプリケーション環境が7つ存在しており、全てのEloqua環境はこの7つのどれかに属している。

PODはPoint of Deliveryの略

PODとは、Point-of-Deliveryの略で、コンピュータやシステム・システムモジュール等が提供されるかたまりを意味するネットワーク用語だ。EloquaのPODという場合は、Eloquaのインスタンスがどの拠点のデータセンターから提供されているものかを示している

国内で利用されるEloquaのPODは主に3と7

国内でEloquaを利用している場合、そのほとんどがPOD3(アメリカ東海岸)かPOD7(オーストラリア)になっているはずだ。
 
POD3は北米の東海岸のデータセンターに存在するインスタンスで、POD7はオーストラリアのデータセンターにあるインスタンス、と言われている(あくまでオラクル社による非公式の見解)。

PODによるメンテナンス時間の違いに注意

PODの違いは、ネットワークの接続速度にも影響するが、利用者にとって最も大きな影響はメンテナンスの時間だ。POD3を使っている場合、アメリカの東海岸時間で週末や深夜にメンテナンスが行われる可能性が高く、日本時間にした場合に平日の昼間時間になるケースもでてくる。
 
Eloquaはクラウド型アプリケーション(SaaS)として提供されているので、頻繁にバージョンアップ(だいたい四半期毎)される。そのため、メンテナンス頻度もそれ以上の頻度で発生する。メンテナンス時間とPODの関係をよく把握しておく必要があるだろう。
 
インスタンスの場所は、1度導入すると容易には変えられない(基本的に導入しなおしとなる)ため、導入時から気にしておくべき点だ。
 
関連サービス:Eloqua導入

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