突然ですが、次の項目に思い当たることはありませんか?
・昔にリリースしたページをそのまま残してしまい放置してしまっている。
・サイト内にリンク切れがあり、欲しい情報にたどり着けなかった。
・「お問い合わせ」と「お問合わせ」など場所により表現が統一されていない。
・metaタグやaltタグを設定しているページとしていないページが混在し、把握しきれていないむしろmetaタグに何が設定されているか調べないとわからない。
・誤字脱字を目視チェックしている。その為、非常に時間がかかる&確認漏れが起こる。
・ページが表示するまでに時間がかかり過ぎて、ページを閉じてしまった。
・アクセシビリティ対応が不十分で、一部のユーザーが快適にサイトを利用できない状態になっている。
これらは全て実際によく聞くサイト品質に関する課題です。Web担当者の方なら目をそらしたくなる項目だと思います。今回はこの項目にしっかりと目を向けてみたいと思います。
サイト品質はビジネスに影響するという調査結果
サイト品質は、ユーザー体験に関わる課題です。この課題は企業の売上やCV数などのビジネス指標にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
サイト品質とビジネス影響の関係性については、下記のような調査結果も出ています。
検討段階においてリンク切れなど求めている情報にたどりつけない「困った体験」をした消費者の62.6%が、商品の購入または情報収集のいずれかを中断。適切なコミュニケーションが受けられなかったことより7割のユーザーが購入回数が減ったり、他社に乗り換えたことがあると回答。
リンク切れを発見しても、わざわざ運営者に教えるようなユーザーはほぼいません。諦めて直帰されてしまいます。そうなると「ユーザー体験やブランドを毀損するようなことが起こっているが、運営者が全く気づいていなかった」という状況に陥ります。
しかしながら、この結果は逆説的に、サイト品質を向上させることで購入やCVの改善にプラスの影響を与えるという事を示唆しています。
品質チェックと運用業務の効率化を実現できるツールSiteimprove
これまでどうしてもリンク切れや表記の統一などサイト品質に関する要素は、人が、時間をかけて、目視でチェックすることが一般的でした。そこで紹介したいのが「Siteimprove」というWebサイト品質管理ツール。
アンダーワークスでも導入済みで、是非この良さをWeb担当者に広めたいという思いから業務提携もしています。
日本ではまだ馴染みがないと思いますが、世界では5,000以上もの組織で利用され海外のソフトウェアサービスレビューサイトG2 CrowdでもWeb担当者から高評価を獲得しています。
Siteimproveは自動化されたサイトクローラーにより常にサイト状況のデータを検出し、リンク切れやアクセシビリティ、表示速度や表記揺れに至るまでサイト品質に関わるあらゆる課題を発見してくれるツールです。例えて言うならばサイトの人間ドック、と言えるでしょう。
例えば、
- ・リンク切れはサイト内にいくつあるのか?ページ数は?
- ・古くなったPDFやコンテンツを掲載していないか?
- ・ファイル容量の大きすぎるメディアがアップされていないか?
- ・表記の統一がなされているのか?
- ・ミススペリングの疑いのある箇所はないのか?※日本語対応は近々リリース
- ・HTML、CSSはアクセシビリティ規格に則ってコーディングされているのか。
- ・グーグルアナリティクスなど計測タグの設置漏れがないのか?
- ・metaタグが設定されていないページは?
などなど、単純にあげていくとキリがありませんが、要するにあらゆるサイト品質についての要素を網羅的に自動でチェックし以下のようにダッシュボードで表示してくれます。
また、Siteimproveでは品質の影響度を判断し、どの課題から取りかかればいいのか対応優先順位も提案してくれます。
例えば、リンク切れが複数発見された際にも実際にユーザーにクリックされているリンク切れ箇所の優先度を高くし、実際にユーザーにクリックされていないリンク切れは課題の対応優先度を下げるといったような具合に。
さらに、5日ごとに自動でサイトクローラーが回遊するため、仮に問題が起きたとしても迅速に課題を発見することができます。
アクセシビリティ対応におけるSiteimproveの強み
特に近年、Webアクセシビリティへの対応が重要視されています。アクセシビリティ対応とは、すべてのユーザーがサイトを利用しやすくするための取り組みを指します。Siteimproveは、このアクセシビリティ対応においても優れた機能を提供しています。
Siteimproveは、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)に準拠したチェックを自動で行い、具体的な改善点を提示してくれます。これにより、専門的な知識を持たなくても、アクセシビリティの課題を迅速に把握し、対応することが可能になります。
アクセシビリティの向上は、法的要件を満たすだけでなく、ユーザー体験の向上やSEO効果の向上にも寄与します。Siteimproveを活用することで、すべてのユーザーにとって使いやすいサイトを実現し、ビジネスの成長に繋げることができるのです。
まとめ
Siteimproveを導入することでこれまで人力で行なってきた品質管理作業の自動化と同時に 人為的な確認漏れも無くなり、確認作業に割く時間も大幅に削減できます。
サイト品質にまつわる課題を、全面的に(深いところまで)、定期的に、全自動で発見してくれる。これこそ広報、マーケティング部門、Webサイト運用担当者のかゆいところに手が届くツールといえるのではないでしょうか。
サイト品質の担保は一見地味に見えますが非常に重要な要素のひとつです。ぜひ定期的に自社のサイト運用体制やルールを含めて見直すことをおすすめします。驚く位に漏れが見つかるかもしれません。その際にSiteimproveどれだけ活用できるか、想像していただければと思います。
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