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2018年3月12日〜16日の間にアメリカソルトレイクシティで開催されたDomoイベント「DOMOPALOOZA 2018」に今年も参加しました。 DOMOPALOOZAの内容を前後編に分けてレポートしたいと思います。
 
今回は前編として、DOMOPALOOZAから見える全体風景をお伝えします。
 
今年のDOMOPALOOZAは昨年よりも期間も規模も大きくなっていました。これはDOMOの成長と比例しています。
 
現地は山に囲まれた場所で、まだスキー客もいました。滞在中には雪も降り、東京の2月の後半位の気候でしょうか。 空港に降り立ちまず目に入るのは、広告も含めDomo一色の景色でした。その景色は空港を出た後、町中にも広がります
 

DOMOPALOOZA2

画像は入り口の様子です。
入り口を通り、会場の中に入った雰囲気では、創業者が日本贔屓というところもあり、和を重視したコンセプトでした。

Domoの先を見通す

まず、Domoのコーポレートメッセージが変更になりました。
『FOR THE GOOD OF THE COMPANY(企業にとって良いことをしよう)』
 
Domoは一般的にはBIツールとして認知されていると思いますが、Domo自身は一介のBIツールでは収まらないと公言しています。今回のコーポレートメッセージの変更もこの流れに即したものと推測できます。
 
BIツールは、手動加工していたグラフを自動化かつビジュアル的に見られるというところが主でした。 対してDomoは、ただデータを集めてグラフ(Domo用語でカード)にするのではなく、 企業内・外にあるありとあらゆるデータを集約し、経営層や現場がデータを元に判断できるという世界を作ろうとしています。
 
その意味でDomoはビジネスのプラットフォームになっていく可能性を多分に秘めています。

Domo 3つの注力分野

Domoは今後3つの分野で注力することを考えているそうです。

1.AI
2.カスタムアプリ
3.モバイル 
 
1.AI
お国柄もあると思いますが、DomoもAIに注力していることを明言しました。
日本でのAIは中々盛り上がり状況が不透明なところがありますが、 アメリカでは、既にAIによる判断結果を元に、人が行動するという、近未来的な事例もあるそうです。
 
2.カスタムアプリ
Domoには、実はDomo内でアプリを開発し、稼働させるという機能が提供されています。 Domoは企業内の重要なデータを扱うことからも、中々他の会社の事例を知る機会は少ないと思います。
今回のDOMOPALOOZA 2018ではアメリカの先進事例を多数仕入れることが出来ました。 日本において、AIはまだまだ難しいところはあるかもしれませんが、このカスタムアプリは大きな飛躍を遂げる可能性を秘めていると感じています。
 
3.モバイル
「近い将来、全ての仕事がモバイルで完結だろう」というのがDomoの導く解の一つです。
デスクトップ端末は既にノートPCに置き換えられつつありますが、ノートPCですら、スマートフォンに置き換えされる可能性があります。 Domoではいかなる場所でもモバイルで意思決定することを実現するために、モバイルを強化してくと意思表明をしました。
 
これら、3つの分野における詳細な事例レポートは後半でご紹介したいと思います。

Domo 7SUMURAI(7人の侍?)

恐らく直近の話と言えるのがDomo7SUMURAIです。 Domoは7人の侍がビジネスを変えると言っています。

・1侍 Connect:500*を超える数のコネクタ(*2018/4/5現在)
・2侍 Adrenaline:膨大な量をこなせるデータウェアハウス
・3侍 Fusion:「Magic ETL」や「SQL」を利用したデータの加工・調整
・4侍 Explorer:エンタープライズ企業においても用意なデータセット管理やモバイル活性化
・5侍 Buzz:コラボレーション
・6侍 MR. ROBOTO:AI
・7侍 Appstore:カスタムアプリ
 
中には既に聞いたこともある侍もいると思います。 直近の機能強化では、各侍を強化するという部分が強いようです。新たに目を引く侍は、6と7の侍です。 6侍と7侍の具体的なレポートも後半でご紹介したいと思います。
 
本レポートでは、DOMOPALOOZAの概要と、今後Domoが向かうであろう道を示しました。 3つの分野にしろ、7SAMURAIにしろ、キーになるのは、「AI」と「カスタムアプリ」といえるでしょう。
 
Domoが”BIツールと呼ばれなくなる”のも目前かもしれません。
 
DOMOPALOOZA 2017の様子はこちらから
アンダーワークスのDOMO関連ホワイトペーパーはこちら

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