こと日本においては、その商慣習上からもあまり利用されないのではないか?と考えられてきたBtoBのウェビナー(Webinar/Webセミナー)ですが、最近ウェビナーを実施する企業も増えてきています。
今回はウェビナー限定のイベントを紹介しつつ、今後の日本におけるウェビナーを考察してみます。
日本と欧米の商習慣の違い
日本でウェビナーが浸透せず、欧米では既に活用されている最大の要因は地理的問題にあると考えられます。日本の企業は東京に一極集中、多少足を伸ばしても新幹線や飛行機でクライアントの元に訪れることが可能です。
また、何より日本では直接顔を合わせることが好まれるのも要因でしょう。
一方欧米では、クライアントまでの距離が日本とは比べ物になりません。1社営業訪問するために数日かける羽目になることもあり、企業として到底容認出来ないことです。
そういった地理的問題を解決するためにアメリカではRep.(Representative)が活用されます。意味合いとしては、販売代理人や営業代行というイメージです。
アメリカでは距離の壁を商売のシステムで解消し、日本では距離の壁を公共交通機関が解消したとも言えそうです。
インフラ整備と働き方改革がウェビナー定着を後押し?
距離の壁の破壊にはインフラ環境の整備・発展も挙げられそうです。現在でもモバイルでも大容量の動画受信がリーズナブルに行え、2020年を目指すとされている5Gの商用化が実現すると今まで以上に場所を問わずウェビナーの閲覧ができることは大きいと考えます。
また、働き方改革で代表される、リモートワークの広がりもハードルを下げている要因でしょう。リモートワークを導入していると自社オフィスに居ずとも働くことができます。
オフィスに居ない場合がテレカン(テレカンファレンス)を実施することになりますが、このテレカンツールでのMTGに慣れることが、ウェビナーへのハードルを下げることにつながっています。
弊社でもSlackやZoomでのテレカンが日々行われています。参考までに音や画面のクリアさはSlackよりもZoomに軍配があがると感じています。一方、Slackはチャットの延長上でコールが出来るという、その手軽さが特筆すべき点です。
BtoBセールスマーケティングの潮流を感じるウェビナー
今後日本におけるウェビナーの開催は加速度的に増加するものと考えられます。そしてその波は各社が実施する自社セミナーも、ウェビナーへの転換を迫られることになると思われます。
今回ちょうどウェビナーのみで丸一日のイベントが開催されるので、是非参加してみては如何でしょうか。参加の際には、その開催手法にも着目してみてください。
商談率も営業のやる気もアップせよ!勝ち続けるBtoBセールスマーケティングウェビナー
弊社も昨年より初のウェビナーを始め、その後は着実に実施回数も増やしています。 実際にやってみるとセミナーとウェビナーでの違いは結構あります。場所を選ばないで済むというメリットがありつつ、リードが存在する人かを測る術がないというデメリットもあります。ウェビナーにより獲得したリードの取り扱い方を検討することで、リード評価で新たな視点が得られるかもしれません。 ぜひ、ウェビナーの開催もしてみてください。