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2025年9月10日・11日に開催されたMarkeZine Day 2025 Autumnにて、弊社アンダーワークスの代表の田島が登壇しました。『エージェントAI時代のマーケティングの未来と、Web制作におけるAI自動化の実践策』と題したセッションでは、AIの普及が顧客行動に及ぼす変化や、業務効率化にとどまらない未来の展望を示すとともに、待ったなしとなったマーケティングでの活用状況ついて解説しました。本記事では、当日のセッション内容をダイジェストでお届けします。
 

AIエージェントがもたらす顧客体験の変革

AIの進化は、「分析・判別」から「生成」へと進み、今や自律的に行動する「AIエージェント」時代に突入しました。これは単に業務を自動化するだけでなく、顧客自身がAIになるという大きな変化を意味します。
 

 
現在、多くのウェブサイトは人間が操作することを前提に設計されていますが、すでに、AIエージェントによる旅行予約などは実用化できており、将来的に顧客の半分以上がAIエージェントを使って商品検索や予約を行うようになると、既存のUI/UXでは機会損失が生じる可能性があります。
 

Manus/ChatGPTエージェントでの旅行予約

AIによる業務プロセス改善の”現在地”

消費者だけでなく、企業にとってもAIを活用した業務変革は避けて通れません。なかでもマーケティング分野は、AI投資の効果が最も期待される領域ですが、日本の現状には大きな課題があります。
 
調査によると、日本におけるAIエージェントの導入率は世界平均の半分以下と大きく遅れています。さらに、導入済みの企業であっても、「十分に活用できている」と感じる社員はごくわずかで、全社的な普及には至っていません。講演では、この状況を打開するには、経営者自らがAIを使うトップダウン型のアプローチが重要であると指摘されました。
 
また、具体的な活用例として、以下のようなAIエージェントが紹介されました。
 

Omakase.ai

ノーコードで導入可能な生成AIチャット/音声接客エージェントを提供します。ウェブサイトのURLを入力するだけで、接客AIが自動生成され、チャットや音声で人間のような自然な音声会話ができる「売れる接客」を実現します。Shopify連携やカスタマイズ機能も備え、ECサイトのコンバージョン向上に貢献します。
 

 

Omneky

ウェブサイトのURLを入れるだけで、ブランドガイドラインに沿った何千もの広告バナーを数十秒で自動生成します。さらに、Google広告やMeta広告と連携して、広告の最適化まで自動で行うことができます。
 

 

AIと人間の適切な「棲み分け」の必要性

スウェーデンの決済会社Klarnaの事例のように、完全にAIに業務を任せると、顧客とのコミュニケーションギャップが生じ、最終的に顧客離れを引き起こす可能性も示されました。現時点では、AIと人間の適切な「棲み分け」が重要ではないでしょうか。
 

Web制作におけるAI活用実践

AIエージェントの本格導入はまだハードルが高いと感じる企業でも、日々の業務にAIを活用することはすぐにでも始められます。
 

デザイン・Web制作の自動化

「Manus」のようなAIツールを使えば、Webサイトのプロトタイプ制作がわずか20分で完了します。 アンダーワークスが2017年から毎年発表している「マーケティングテクノロジーカオスマップJAPAN」は、本年度からWebサイト化を実施。ツールの選定から分類、カテゴリ設計、可視化、Web公開まで、制作フローの大部分を生成AIで作成し、総制作時間を1/20に短縮しました。
 

 

公開前チェックの自動化

通常は人海戦術で行われるリンク切れやメタタグ、アクセシビリティ違反などの公開前チェック作業も、AIに一括で任せることが可能です。
 

 

コンテンツ入稿の自動化

WordPressなどのCMSへの記事入稿作業もAIで自動化できます。記事のタイトルや見出しを自動で判別し、ログインからタグ設定までをAIが代行するため、手作業による負担を大幅に軽減できます。
 

CMSへの入稿・データ移行の自動化

まとめ

AIの進化は止まらず、特にAIエージェントは私たちの働き方や消費行動を根本から変えようとしています。企業は、業務プロセスの変革と顧客体験の再設計を同時に進めることが求められます。 また、全ての業務をAIに任せるのではなく、AIと人間が共存する最適な「棲み分け」を見つけることが、これからのデジタルマーケティング成功の鍵となるでしょう。
 
今回のセッションでは、AIの普及が顧客行動に及ぼす変化や、業務効率化・Web制作におけるAI活用の実態についてお伝えしました。アンダーワークスは今後も最新のマーケティングトレンドを積極的に取り入れ、クライアント企業の成長を支援してまいります。

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