• HOME
  • メディアDMJ
  • Gemini 3とNano Banana Proでマーケティング業務のAI化が加速する可能…


2025年11月、Googleは次世代生成AI「Gemini 3」と画像生成モデル「Nano Banana Pro」の2つを立て続けに発表しました。AIエージェント元年といわれる2025年、生成AIの話題の多くはOpen AIのChatGPTだったと思います。しかし、新しいGeminiの性能はChatGPT5.1の性能を大きく上回るという前評判もあり、年末を前に真打ち登場とも噂されてきました。

先週から日本国内においてもこのGemini3が利用できる環境が整ってきましたので、今回は新しいGemini及びNano Banana Proについて記事を書いてみます。

あわせて読みたい! Zapier×AIで問い合わせ内容を自動判定・営業へ連携!|マーケティング業務の効率化に挑戦

Gemini3、AIとしての性能

Gemini3は、単なる回答の生成にとどまらず、コンテキストやニュアンスを理解した推論能力の向上が特徴だと言われており、その推論能力は博士号並とも言われています。ユーザーの質問に答えるだけでなく、ユーザーが本質的に解決したい課題を考察し答えるようになっているとのことです。また、Gemini 3 Deep Thinkという更に推論が拡張された機能もGoogle AI Ultra会員向けに先行提供されており、今後さらに進化が期待できそうです。

また、マルチモーダル機能も進化しており、画像生成や手書き認識などでも非常に優れたパフォーマンスを発揮します。このあたりは、先んじて発表された画像生成のNano Bananaや動画生成のVeo3 のリアル感からも想像に難くないでしょう。

そして、他のアプリケーションとの連携、特にGoogle Workspaceとの連携が大きく進んだことも重要だと思います。調査した内容をそのままGoogleスプレッドシートに反映させる、Google スライドにまとめる、返信すべき重要なEメールを特定する・・など他のアプリケーションとのシームレスな連携が可能になっています。

マーケティング業務AI化にGemini利用が進む可能性

現在AIの企業利用ではChatGPTが50%以上のシェアがあり、GoogleのGeminiを上回っているのが実態です。しかし、調査データによればGeminiの成長率はChatGPTを上回っているという結果も多く見られます。

Gemini3がGoogle Workspaceとの連携が進む中、生成AIと各種Google企業アプリケーションを連携させて利用しようという動きが広がっていくことが予想されるのではないでしょうか。Googleは7月に Google Opalというアプリ連携・自動実行ツールも公開しており、今後のAIエージェント時代に向けて着々と連携を進めてきています。

様々なマーケティングツールと社内のビジネスアプリケーション、Google CloudをOpalを利用して連携させ、マーケティング業務にAIを組み込んで行くことを考えたときに、Geminiという選択肢が魅力的に見えてくる大きなきっかけとなったと思います。

日本語も大きく進化、Nano Banana によるマーケ画像生成が進む?

生成AIを利用してマーケティング用の画像を作成した経験がある方なら、多くの人が画像内の日本語への不満を経験したことがあるのではないでしょうか?

記事やランディングページで利用する画像に日本語文字を含めたければ、「文字がないバージョンの画像を生成AIで作成」した後に「画像編集ソフトで文字を入れ直す」という手順が必要でした。

しかし、Gemini3と同時に公開されたNano Banana Proであればかなりの精度で日本語を画像に埋め込むことができるようになっています。

上の画像は、ある企業のカスタマージャーニーマップをNano Banana Proで作成したものです。パワーポイントで作成したかのような画像を瞬時にNano Banana Proできれいに作成することができています。

また、下の例は、ホワイトペーパーダウンロードのサムネイル画像です。一行程度のプロンプトで即興で作ったものなのでそのクオリティはもっと上げられると思いますが、数秒で作ったものとしては十分実用可能な品質になってきていると思います。

今後、ブログ記事やランディングページ等に使う「テキスト入りの画像」を生成AIで作成することがどんどん進んでいくのではないでしょうか。

Webデザインからアプリ開発まで

最後に、Geminiを利用したWebデザインやアプリ開発の進化についてです。生成AIを利用したコーディング・システム開発については既に多くの生成AIでかなり実装に使われていると思います。

今回は、WebデザインやHTMLコーディングにGeminiを利用していく可能性について触れます。Webサイト開発においてデザインモックアップにAIを利用することが徐々に浸透しています。どのAIを利用しても最低限のWebデザインを行うことは可能ですが、GeminiはNano Banana Proでも実証されるデザイン性の高さにも注目が集まるかもしれません。

下のWebページは、Gemini3を利用して、ある架空のテクノロジー企業のトップページを作成したものです。数行のプロンプトとデザインの方向性を指示するだけで、30秒程度でこのようなモックアップWebページをつくることができます。もちろん、画像としてではなく、HTMLコードとCSS、JavaScriptとしてエクスポートし、実際にWebサイトとしてブラウザで検証することも可能です。

数行のプロンプトでここまでのクオリティをだせるのであれば、きちんとした要件を文書にしてインプットすれば実際に運用可能なWebページも生成AIだけで十分作れそうです。

Google Cloudなどとの連携をうまく行えば、Webページのホスティングや更新作業もGeminiを利用して行えるようになるかもしれません。

以上、Gemini3とNano Banana Proに関して、マーケティング業務にどの程度利用できるのか、という視点でまとめてみました。

2025年は生成AIが凄まじく進化した年ですが、多くの話題と先進機能はOpenAIのChatGPTが占めていたと思います。そのような中で、GoogleのGeminiは、実はマーケティング業務のAI化という文脈では非常に魅力的な生成AIであると思います。今後、OpalやGoogle Workspaceとの連携に着目していきたいと思います。

関連記事

デジタルマーケティングジャーナル 一覧