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2024年11月15日から30日まで、コンテンツマーケターのためのコミュニティイベント「CONTENT MARKETING DAY 2024」が開催されています。アンダーワークスからはマーケティンググループ 岩見 房佳が登壇し、マーケティングテクノロジーについての講演を行っています。本記事では、イベント概要と講演内容の一部を再編して紹介します。ぜひ本編と併せてご覧ください。

CONTENT MARKETING DAYとは

CONTENT MARKETING DAYは、コンテンツマーケティングに関わるすべての人たちのためのコミュニティイベントです。 今年で8回目の開催となる本イベントは、毎年コンテンツマーケティングの最新動向や事例、そして未来についてセッションが行われています。 今年のテーマは「〜 生成AI 時代だからこそ考えたい 〜 次のコンテンツマーケティングへの挑戦」。各セッションでは、コンテンツマーケティングにおける具体的なノウハウや生成AIの活用事例が紹介されています。ぜひ下記より登録の上、イベントにご参加ください。
 
▼ イベントの詳細はこちら:
https://lp.contentmarketinglab.jp/cmd2024

マーケティンググループ 岩見 房佳が登壇

今回、岩見は『デジタル時代の価値創造:生成AIの進化と向き合い方』と題した講演を行っています。生成AI時代におけるコンテンツマーケティングの重要性を説き、企業やマーケターが変化の時代にどのように対応すべきかについて具体的な事例を交えながら解説しています。

生成AI時代、より優れた顧客体験の実現が重要に

生成AIが進化し、様々な分野で活用されるようになる中、市場や顧客行動も大きく変化しています。 顧客は、よりパーソナライズされたシームレスな体験を求めるようになり、企業は、従来のマーケティング手法では顧客の期待に応えられなくなっています。ここでは、講演内容を元に「コンテンツマーケティング」と「マーケティングオーケストレーション」の2軸で、顧客体験の実現について考察していきます。

① 顧客理解に基づいたコンテンツマーケティング

生成AI時代においても、企業と顧客をつなぐ「提案」の役割を担うコンテンツマーケティングは重要な戦略であり続けます。
 

 

コンテンツマーケティングで信頼関係を構築する

情報社会から創造社会へと移行し、価値観が多様化する現代において、企業が顧客との信頼関係を築くことは新たな課題となっています。今や企業単独で顧客のニーズに応えるのは難しくなり、共創による関係構築がこれまで以上に重要となっています。具体的に、企業が直面する課題には以下のようなものがあります。
 
情報過多:顧客は日々膨大な情報に触れており、企業からの情報に簡単には目を向けなくなっている。
・多様化する価値観: 顧客の企業や商品に対する価値観が多様化しており、単に商品を販売するだけでなく、顧客の共感を呼ぶストーリーや体験を提供することが重要になってきている。
・個人化: 顧客は、自分に合ったパーソナライズされたサービスや情報を求めており、企業には、顧客一人ひとりのニーズに応えるサービスの提供が求められている。
 
これらの課題に対応し、顧客との信頼関係を築くためには、コンテンツマーケティングが重要な役割を果たします。価値のある情報を提供することで顧客との繋がりを深め、長期的な関係を築くことが重要です。
 

顧客理解に基づくコンテンツ作成の重要性

顧客の関心やニーズを理解し、それに応えるコンテンツを提供することで、顧客は企業のメッセージに共感しやすくなります。具体的な施策としては以下が挙げられます。
 
ターゲットの特定:コンテンツを作成する前に、ターゲットとなる顧客を明確に特定し、その顧客がどのような情報に関心を持っているのか、どのような価値観を持っているのかを把握する。
顧客データの活用: 顧客の行動データや属性データを分析することで、顧客のニーズをより深く理解する。
パーソナライズ:顧客一人ひとりのニーズに応えることができるように、パーソナライズされたコンテンツを提供する。
 
また、コンテンツ作成に生成AIを活用することは非常に効果的です。生成AIは、記事やブログ、広告コピーなどを効率よく作成できるため、顧客のニーズに応じた複数パターンのクリエイティブを準備するのにも適しています。ただし、すべてを生成AIに任せるのではなく、最終的には人間の判断や調整が重要です。生成AIは、コンテンツ作成の初期段階を効率化する有用なツールとして活用するのが理想的です。

② マーケティングオーケストレーション

マーケティングオーケストレーションとは、企業が顧客とのさまざまな接点を統合し、一貫性のあるコミュニケーションを実現する戦略的概念です。複数のチャネルやタッチポイントを効果的に連携させることで、シームレスな顧客体験を創出し、結果として顧客満足度の向上を実現します。
 

 

マーケティングオーケストレーションを阻む課題

従来のマーケティングでは、顧客チャネルの多様化やツール間の連携不足により顧客情報が断片化し、シームレスな顧客体験を提供することが難しくなっています。具体的には下記のような状況に陥る企業が少なくありません。
 
・サイロ化: 組織や部門間で情報共有が不足しているために、顧客情報はそれぞれの部門で断片的に管理され、顧客全体像を把握することが難しい状態。
ツール間の連携不足: さまざまなマーケティングツールが導入されているものの、ツール間の連携が不足しているために、データの共有や連携がスムーズに行えず、顧客情報が断片化。
 
これらの課題を解決し、マーケティングオーケストレーションを実現するためには、顧客チャネルやテクノロジー間の連携強化が不可欠になります。

マーケティングテクノロジーカオスマップ

マーケティングオーケストレーションを実現するための一助としてぜひ活用してもらいたいのが、アンダーワークスが毎年発表している「マーケティングテクノロジーカオスマップ」です。
 

 
カオスマップは、2023年時点で国内で利用可能な1,740以上のマーケティングテクノロジーを網羅しており、特にテクノロジー選定を行う際にお役立ていただけます。 カオスマップを活用することで、企業が自社のニーズに最適なツールを見つけ、それらを効果的に組み合わせて顧客情報を統合することで、よりシームレスな顧客体験を提供できるようになることを期待しています。
 
マーケティングテクノロジーカオスマップ最新版は今年の12月にリリースを予定しているので、ぜひ公開を楽しみにしていてください!
 

資料ダウンロード マーケティングテクノロジーカオスマップJAPAN 2023

まとめ

生成AI時代においても、顧客理解に基づいたコンテンツマーケティングとマーケティングオーケストレーションは、企業にとって重要な戦略となります。顧客との繋がりを強化し、より優れた顧客体験を提供することで、企業は顧客との信頼関係を構築し、持続可能な成長を実現できるでしょう。本編では「生成AIの進化と向き合い方」についてより詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
 
▼ イベントの詳細はこちら:
https://lp.contentmarketinglab.jp/cmd2024

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