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【2023年版】CDPのタイプ別の特徴とおすすめツール5選を紹介

【2023年版】CDPのタイプ別の特徴とおすすめツール5選を紹介

D
DMJ編集部

顧客データの統合やよりアドホックな分析を行うにあたって、CDPの導入を検討している企業も増えてきています。ただし、CDPには数多くの種類があるため、どのツールを選ぶべきか迷ってしまうケースもあるでしょう。

今回は、CDPの主なタイプとそれぞれの特徴について分かりやすく解説します。タイプ別のおすすめCDPも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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CDPとは

CDPとは「Customer Data Platform」の略です。さまざまな顧客データを一元管理し、何らかのキー・識別子にもとづき顧客(人)ベースでデータが統合されている仕組みを指します。たとえば、Web行動やコールセンター、人口統計学的属性、POSといった複数のソースから顧客データを取り込み、顧客ごとに統合できます。CDPという名称は、CDPに関する中立的な業界団体「CDP Institute」の創設者であるDavid Raab氏が2013年に命名しました。

マーケターが取り扱うデータは、無数のチャネルやデバイス、内部アプリケーションなど数多くのソースにまたがっています。また複数のマーケティングツールを導入することでデータが分散し、サイロ化が進むといった課題を抱える企業も多くあります。分散したデータから顧客の決定的な瞬間を捉え、素早く行動することは困難といわざるを得ません。リアルタイムのデータ収集・データ統合を可能にし、精度の高い分析や施策を実行することが求められ、CDPの導入が進んでいます。

CDPの主要4タイプとタイプごとの特徴を解説

CDPは多彩な機能を備えており、分類方法はGartnerや__LINK_1__など、分類を発表する主体によってまちまちです。今回は「CDP Institute」の定義している分類を紹介します。下記の4種類にCDPは大きく分類することができます。

1.Data CDP

2.Analytics CDP

3.Campaign CDP

4.Delivery CDP

CDPの種類ごとの特徴について、活用できる機能とあわせて見ていきましょう。

Data CDP

顧客データの収集や顧客IDへの統合、外部システムとの連携が可能なデータベースです。セグメントを抽出して外部システムへ送信することもできます。

もともとタグ管理システムやWeb分析システムとして開発された製品のため、蓄積された顧客行動データなど大量のローデータ・集計データの統合やユーザー管理に強いのが特徴です。顧客との関係性向上を図りたい場合におすすめのCDPといえるでしょう。

Analytics CDP

データアセンブリと分析アプリケーションを備えたCDPです。顧客セグメンテーションを軸に、機械学習や予測モデリング、収益帰属、ジャーニーマッピングなどの機能を備えているものが数多く見られます。

ユーザーごとにリアルタイムでのアクションを把握し、適切なタイミングで製品やサービスを訴求することで購買率向上につなげたい場合におすすめのCDPといえるでしょう。

Campaign CDP

セグメントに含まれる個々の顧客に対して、異なるキャンペーンを設定できるCDPです。パーソナライズされたメッセージやターゲティング、レコメンデーション、リアルタイムインタラクションに対応しています。

顧客の関心事や興味に合わせてコンテンツやメールを出し分けることにより、コンバージョン率の改善につなげたい場合に適したCDPといえるでしょう。

Delivery CDP

メールやWebサイト、モバイルアプリ、CRM、広告などへのメッセージ配信機能を備えたCDPです。元来は配信システムとして開発が始まったものが多く見られます。

過去の購買履歴や検索行動、興味・関心をもとに、類似する顧客がよく購入する製品・サービスをレコメンドし、併せ買いや上位商品の購入を促したい場合に適したCDPといえるでしょう。

おすすめCDP5選

おすすめのCDPをタイプ別に紹介します。自社での用途や実現したい施策に応じて、適したCDPを見極めるために役立ててください。

Tealium(Data CDP)

Webからモバイルまで、多彩なチャネルを統合した包括的な顧客プロファイルを構築できるCDPです。ユーザーの行動ログを秒単位でインプットし、リアルタイムにターゲットを判別した上で施策まで実行できます。

情報量が多く更新頻度が高いWebサイトや、競合が多い企業において、顧客ごとに最適化された施策を講じる際に適しています。1,300以上の統合機能を備えているため、既存のツールで取得した顧客データを有効活用したい場合におすすめです。

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Treasure Data(Analytics CDP)

170以上の連携コネクタを備え、多彩な外部ツールと連携できることが強みのCDPです。各種マーケティングツールはもちろんのこと、位置情報データやIoTなどさまざまなデータソースを有効活用できます。

サイト内外の行動データから精度の高い顧客インサイトを獲得したい企業や、オムニチャネル施策への応用を予定している企業におすすめです。顧客ごとに最適化されたタイミングとコンテンツを出し分け、顧客本位のマーケティング施策を講じる際に役立つでしょう。

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Lytics(Campaign CDP)

訪問ページや外部Web広告、メール上での顧客の行動を自然言語解析AI技術によって分析し、行動データにもとづくセグメントを作成できるCDPです。マーケターはセグメントに応じてキャンペーン施策を講じたり、顧客離れを防ぐための戦略を打ち出したりできます。

AI・機械学習による行動予測や行動データに対するスコアリングを行うため、顧客一人ひとりの興味に即したコンテンツを特定できるでしょう。データドリブンの顧客インサイト分析をキャンペーン施策に活用したい企業におすすめです。

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Demand Base(Delivery CDP

見込み客の地域・所属企業・ポジションなどを特定した上で、広告・コンテンツを提供できるABMプラットフォームです。B2B広告の配信管理やROI分析、アカウントレベルでのリーチ・エンゲージメント・コンバージョンの解析、効果の高いウェブパブリッシャーへの広告の直接配信など、B2B向けの機能を豊富に備えています。

インテントキーワードなど、ABMを実施するためのデータを備えていることも大きな特徴です。目標達成プロセスまで進んでいない見込み客を前進させるための施策強化など、あらゆるフェーズでユーザーごとの成果を把握しながら施策を講じられます。PDCAを重視した施策強化に注力したい企業におすすめです。

INTEGRAL-CORE(Data CDP

デジタルマーケティング領域の開発を多数手掛けているEVERRISE社のCDP。そのため他のパッケージCDPと比べて拡張性が高く、追加機能の開発にも柔軟に対応できます。特徴はノーコードで顧客データを統合することが可能であり、リアルタイムにデータ収集、処理が可能です。

また、EVERRISE社は超大量アクセス・超大量データ・高可用性のシステム構築の開発実績があるため、大量データを高速処理したい企業や、機能要件にそったカスタマイズを求める企業に最適です。

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用途・目的に合ったCDPを選ぼう

CDPは多彩な機能を備えており、特徴や強みも多種多様です。ツールありきで施策の構築を試みると、CDPを導入する目的や趣旨が不明確になりやすいため十分に注意してください。

今回紹介したCDPの種類やおすすめツールを参考に、用途・目的に合わせてCDPを選定しましょう。それぞれの強みを把握しておくことで、自社に合ったCDPのタイプが見えてくるはずです。

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