
CDP(カスタマーデータプラットフォーム)
部門やツールごとに分かれた顧客データを、顧客単位で統合する。構想の策定と製品選定から、構築・運用の定着、施策側への連携までを特定ベンダーに依存しない立場で支援します。

CDP(カスタマーデータプラットフォーム)とは、部門やツールごとに分かれた顧客データを一元管理し、識別子をキーに顧客単位で統合するプラットフォームです。他のマーケティングツールとつなぐことで、施策の実行にデータを活用できるようになります。
さまざまなマーケティングテクノロジーの導入が進んだ結果、データが分断され、個別最適にとどまるケースが多くなっています。データを一元管理し、顧客とのコミュニケーションを全体最適化するためのツールとして、CDPが必要とされています。
CDPは入れれば動くものではありません。どのデータを何のために統合するかを先に決めないと、つないだだけで施策に使われない基盤ができあがります。

製品によって実現の方式は異なりますが、CDPと呼ばれるツールは次の3つの機能を軸に構成されています。
さまざまなマーケティングツールに蓄積されているデータを、CDPに搭載されているコネクタ機能を設定することで自動的に収集できます。
収集したデータに顧客単位で一意のIDを割り当てて統合します。顧客理解を深め、コミュニケーションの最適化につなげます。
統合したデータをコネクタでMA・CRM・広告などの施策ツールや、BIなどの分析ツールへ連携し、データを活用した施策展開を実現します。
| 項目 | 規模の目安 |
|---|---|
| 業種 | 電子部品、精密機器、消費財、情報・通信など |
| 継続支援の実績 | 同一企業で7フェーズ・4年以上(CDP領域) |
| 支援の範囲 | 構想の策定と製品選定から、構築・運用の定着、周辺ツールとの連携まで |
| 取扱可能な製品の例 | Treasure Data、Tealium、Lytics、Salesforce Data Cloud、Adobe Real-Time CDP、Snowflake、Databricks など |
| 対象企業 | エンタープライズ企業が中心。国内および海外拠点を含む案件に対応 |
| プロジェクト期間 | 構築の着手から運用の開始まで半年から1年程度。要件やスコープにより変動します |
| グローバル展開 | 本社・欧州・米国子会社の3拠点へ順に展開した実績 |
連続支援の値は、これまでに支援した案件のうち最長のものです。期間は対象とするデータの範囲と連携先の数によって変わります。
現状の把握から運用の定着まで、6つの工程で進めます。
以下は標準的な進め方です。すでに現状の整理が済んでいる場合や方針が定まっている場合など、プロジェクトのスコープとご要望に応じて、着手する工程も進め方も変わります。

STEP 01
保有しているデータとその置き場所、部門ごとの利用状況を棚卸しします。識別子が何で、どこまでつながるかを確認します。
成果物:データ一覧、システム構成図、識別子の整理

STEP 02
統合したデータを何の施策に使うかを先に決めます。使い道が定まらないまま統合すると、つないだだけの基盤になります。
成果物:活用シナリオ、必要なデータの定義、優先順位

STEP 03
活用構想に基づいて要件を整理し、中立な立場でCDP製品を比較・選定します。
成果物:要件一覧、製品比較表、RFP、選定報告

STEP 04
収集するデータの項目、統合のキー、更新の頻度、保持の期間を設計します。同意の状態をどう引き継ぐかもここで決めます。
成果物:データ設計書、統合ルール、連携仕様

STEP 05
CDPの構築と、施策ツールおよび分析ツールとの連携を実装します。
成果物:構築、連携設定、動作検証の結果

STEP 06
運用体制と役割分担を定め、施策側が自分でデータを使える状態にします。構想と実行の担当が分かれると、そこで止まります。
成果物:運用ルール、教育、活用状況のレビュー
CDPは製品によって得意な領域が大きく異なります。既存のデータ基盤との関係、社内で担える運用の範囲まで含めて比較します。
| 判断軸 | 見るべき点 |
|---|---|
| データの持ち方 | 自社のデータウェアハウス上で動くのか、製品側にデータを持つのか |
| 収集できるデータの種類 | Web行動・購買・基幹・オフラインのうち、どこまで扱えるか |
| 統合の方式 | 決定的なキーによる統合か、推定を含む統合か。求める精度に合うか |
| 連携先の範囲 | 既存のMA・CRM・広告・BIに、標準のコネクタで接続できるか |
| リアルタイム性 | 施策に必要な反映の速さが、製品の更新頻度で満たせるか |
| 同意情報の扱い | 同意の状態をデータに引き継ぎ、対象から除外できるか |
| 運用の担い手 | 日々のセグメント作成と連携設定を、社内の誰が担えるか |
上記は比較の枠組みを示すものです。実際の選定では活用構想に基づいて要件を整理したうえで、製品ごとに個別に検証します。
サービス
OUR SERVICES
幅広い製品知識
国内外のCDPを継続的にリサーチしており、Tealium、Treasure Data、Lytics、Demandbaseなど、目的に沿ったCDPを中立に選定します。製品の販売・再販を主収益としないため、製品ありきの提案をしません。
エンタープライズ企業への支援実績
企業規模が大きいほど保有するデータも多く、複雑になります。アンダーワークスのクライアントはエンタープライズ企業が中心で、データ量も連携先も多い企業のCDP導入を重ねてきました。本社での導入後に海外子会社へ順に広げた案件もあります。
構想から実行まで担当が切れない
CDPは活用の構想と実行の部隊が分かれると、そこでプロジェクトが止まります。構想のコンサルティングから、それを実現する実行支援までを一社で担います。同一企業で7フェーズ・4年以上にわたり連続して支援した実績があります。
目的と運用体制に応じて、国内外の製品を中立に比較・選定します。CDPの選定はデータ基盤の構成と切り離せないため、データウェアハウスもあわせて検討の対象とします。
製品名のリンク先で、各テクノロジーの詳細と支援内容をご覧いただけます。 テクノロジー一覧を見る
CDPは単体で成果を生みません。関連するサービスをあわせてご覧ください。
CDP(カスタマーデータプラットフォーム) × AI活用
行動と属性のパターンから、施策に使えるセグメントの候補を提示します。
表記のゆれや欠損を含むデータの突き合わせを補助します。
欠損・重複・異常値を継続的に検知し、統合結果の劣化を防ぎます。
統合された履歴から、顧客ごとに次に取るべき接点を推定します。