UNDERWORKSお問い合わせ

グローバルデジタルガバナンス

ガバナンス

グローバルデジタルガバナンスとは、複数の国や地域にまたがるWebサイト群について、本社が統一する範囲と各拠点の裁量に委ねる範囲を定め、ブランドの一貫性と現地の柔軟性を両立させる統制の仕組みです。

概要

企業グループのデジタル顧客接点は、組織・事業・製品の違いに応じて、自社メディア群、外部メディア群、ソーシャルメディアやアプリといった大小さまざまなメディアが多重の層をなして構成されています。

これらで一貫したブランド体験とコミュニケーション、セキュリティの品質を保つには、統制の仕組みを組織的に適用する必要があります。接点の増加とガバナンスの取り組みのバランスが取れていないと、無秩序な運用になります。

本社が統一する範囲と各拠点の裁量に委ねる範囲を切り分ける考え方を示す図

よくある課題

  • ブランディング、マーケティング、営業や採用の施策に必要な基準や規定を整備したいが、どこから着手すべきか分からない
  • ブランドやグループ企業内のWebサイトのデザイン、コンテンツ品質、表現の不整合を解決したいが、どのような仕組みが必要か分からない
  • 品質の一貫性が持続する運用基盤、運用業務、各種規定を整備したいが、具体的な進め方に悩んでいる
  • 安全性と効率性が高い組織的な運用を実現したいが、どのような運用組織を作るとよいか分からない
  • コンプライアンス違反、法規制違反のリスクを低減するために必要な実務が分からない
  • 本社が決めたルールが現地で守られず、実態を把握できていない

アンダーワークスにおける支援実績

項目規模の目安
グローバル体制英語を母語とする社員が在籍。シンガポールに子会社Clickrの拠点
対象の広さ自社メディア群、外部メディア群、ソーシャルメディア、アプリまでを対象に含む
整備するルールの範囲制作ガイドライン、運用ガイドライン、ソーシャルメディアガイドライン など
フレームワーク現状把握・戦略策定・実務企画・運用の各段階で大規模組織向けの標準フレームワークを保有
グローバル展開の実績複数の国と地域にまたがる現地法人サイト群を対象としたスタイルガイドの整備と展開
プロジェクト期間3ステップ・約21か月でグローバルのスタイルガイドを整備し納品した実績。選定・要件定義のフェーズは3〜4か月程度。いずれも一例で、要件やスコープにより変動します

対象とする範囲は案件により異なります。戦略の策定までを支援する形も、現地への展開まで含めて担う形も選択できます。

進め方

現状把握から現地への展開まで、6つの工程で進めます。

以下は標準的な進め方です。すでに現状の整理が済んでいる場合や方針が定まっている場合など、プロジェクトのスコープとご要望に応じて、着手する工程も進め方も変わります。

STEP 01

現状把握

各国・各拠点のサイト、ドメイン、運用基盤、担当部門を棚卸しします。本社が把握していないサイトが出てくることは珍しくありません。

成果物:サイト台帳、拠点別の運用体制の整理

STEP 02

ガバナンス戦略の策定

統制の目的と、どの水準までそろえるかを定めます。ブランドの一貫性と現地の裁量のどちらに重心を置くかを先に決めます。

成果物:ガバナンス戦略、統制水準の定義

STEP 03

共通ルールと現地例外の切り分け

本社が統一する範囲と、各拠点の裁量に残す範囲を切り分けます。現地の法規制や商習慣で例外が必要な項目を明示します。

成果物:共通ルールの範囲、現地例外の定義、判断の手続き

STEP 04

ガイドライン類の整備

制作・運用・システムの各ガイドラインと規定を整備します。現地の担当者が読める言語で用意することが前提になります。

成果物:ガイドライン類、規定、多言語版

STEP 05

実行体制の整備

運用組織の立ち上げ、役割分担、承認の手続きを設計します。ガバナンスに必要なツールの導入もここに含みます。

成果物:運用体制、役割分担、ツールの導入

STEP 06

現地への展開と定着

各拠点へのオンボーディング、教育、監査のサイクルを回します。決めたことを現地で実行させるところまでが範囲です。

成果物:拠点への展開、教育の実施、監査の仕組み

共通化する範囲を決めるときの判断軸

すべてを本社で統一すると現地が動けなくなり、何も決めないとブランドが崩れます。項目ごとに線を引きます。

対象項目共通化を判断する観点
ブランドの表現ロゴ・配色・トーンなど、崩れると影響が大きい要素はどこまでか
サイト構造とナビゲーション共通のテンプレートを使わせるか、構造だけそろえるか
運用基盤全拠点で同じCMSを使うか、拠点ごとの選択を認めるか
コンテンツの承認現地が単独で公開できる範囲と、本社の承認が必要な範囲
法規制への対応現地の法規制で例外が必要な項目はどれか。誰が判断するか
データとタグ計測の設計を共通化するか。現地固有のタグを認めるか
言語と翻訳本社が翻訳を供給するか、現地が制作するか。用語集を共通化するか

現地の法規制や商習慣によって、例外を認めざるを得ない項目があります。本表は検討の枠組みを示すもので、どこに線を引くかは組織の方針によって変わります。

サービス

OUR SERVICES

サービスの特徴

グローバルな拠点と人材

英語を母語とする社員が在籍しています。シンガポールには子会社Clickrの拠点があり、海外企業との直接のやり取りが必要な場面にも対応します。

グローバル企業のガバナンス戦略の策定と実行の実績

さまざまな業界・業種のグローバル企業で、戦略策定と実務支援を担ってきました。3ステップ・約21か月でグローバルのスタイルガイドを整備し、納品した実績があります。

実務のフレームワークと展開の実行力

現状把握から戦略策定、実務企画、運用までの各段階で標準フレームワークを確立しています。制作ガイドライン、運用ガイドライン、CMS手順書、インフラ基準、ソーシャルメディアガイドラインまでを整備し、現地へのオンボーディングまで担います。

よくあるご質問

本社が決めたルールが現地で守られません。
多いのは、統一する範囲が広すぎるか、現地の事情が反映されていないケースです。現地の法規制や商習慣で例外が必要な項目を洗い出し、共通ルールと現地例外を明示的に切り分けます。あわせて、例外を申請して判断する手続きを決めます。
どこまで共通化すべきですか。
崩れると影響が大きい要素から順に決めます。ロゴや配色などのブランド表現、セキュリティの最低基準、法規制への対応は共通化の対象になりやすく、コンテンツの表現や施策の内容は現地の裁量に残すケースが多くなります。
現地に日本語のガイドラインを渡しても読まれません。
現地の担当者が読める言語で用意することが前提になります。翻訳だけでなく、現地の運用に合った具体例を入れることが必要です。あわせて、オンボーディングの機会を設けて運用に乗せます。
国内のWebガバナンスとは何が違いますか。
決めるべきことが1階層増えます。国内では部門間の分担を決めますが、グローバルでは本社と各拠点の権限分担、現地の法規制による例外、言語の扱いが加わります。国内のガバナンスが整っていない状態で海外へ広げると、統制が効きません。
拠点が多い場合、一度に展開できますか。
段階的に進めるのが通常です。対象の拠点を絞って先に展開し、そこで運用に乗ることを確認したうえで広げます。同時に全拠点へ展開すると、現地からの問い合わせに対応しきれません。

この前後で必要になること

グローバルのガバナンスは、国内の整備と基盤の統合が前提になります。

このサービスグローバルデジタルガバナンス
前工程
並行して進める
後工程

グローバルデジタルガバナンス × AI活用

多拠点の統制維持にAIを使う

多拠点サイトの一括点検

多数の拠点サイトを、ガイドラインへの準拠の観点で一括して点検します。

ガイドラインの多言語化

共通ガイドラインの各言語版を作成し、内容のずれを確認します。

各国規制の変更点の追跡

対象国の法改正を継続的に収集し、影響する拠点とルールを絞り込みます。

サイト台帳の維持

新しく増えた拠点サイトを検知し、台帳との差分を洗い出します。

関連コンテンツ

デジタルマーケティングの課題は、
お気軽にご相談ください。

本社と拠点の権限分担の整理からご相談を承ります。

お問い合わせ