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  • GoogleAnalyticsのスキルアップに壁を感じたら〜GAIQ取得が最適な3つ…

 
今や世界で溢れる程あるデジマケツールですが、その中で利用者数世界1位のツールはGoogle Analyticsということをご存知ですか?皆さんの中でもGoogle Analyticsを日常的に見ている方は多いと思います。そんなGoogle Analyticsですが、皆さんはどのように使いこなしていますか?「PVくらいは見るかな」という方、「ゴリゴリに使いこなしているよ!」という方、様々だと思います。 
 
今回は筆者の実体験から「PVやセッション数、直帰率、CVあたりは毎日見てるよ」という初〜中級レベルの方に、ぜひレベルアップの手段としてGAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の取得をオススメします。

そもそもGAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)とは

Googleが提供する資格試験で、オンライン受験のため移動は不要。費用は無料、不合格でも24時間後には再受験が可能になるので、スキマ時間に気軽に受験できます。
 
更にGoogleでGAIQ対策にアカデミーコースを用意しているのですが、アジェンダ別に動画(嬉しい日本語字幕付!)があったり、デモアカウントを見ながら解ける演習問題もついていて、勉強しやすい環境も整っています。
 
【Google公式サイト】アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の準備方法
 

なぜGAIQ取得をオススメするのか?

資格なので、対外的に自分のスキルを証明するという面でももちろん有効です。

ただ、筆者がオススメしたい理由は「日々の管理画面を見るだけではGAの仕様や出来ることをなかなか理解できないけど、きちんと体系立てて理解した方がよりGAを使いこなせる」という点です。  以下、具体的にお伝えしていきます。 

(1)スコープ
筆者の実体験としてGAIQ対策の中で「もっと前に理解していればよかった!」と悔しかったのがこのスコープの理解。スコープという言葉は、Google Analyticsの管理画面上では出てこないので、毎日使っている方でも馴染みがないと感じる方多いのではないでしょうか。 

スコープとは、ディメンションと指標の「単位」を指します。(Googleの公式サイトではスコープは「範囲」と訳されていますが、個人的には「単位」や「レベル」の方がしっくりきます)

  GAでは以下の3つのスコープ(単位)があります。 
 
①ヒット(ユーザーが起こす行動単位のデータ 例:ページ、イベント等)
②セッション(セッション(1度のランディング〜離脱まで)のデータ 例:参照元、ランディングページ等)
③ユーザー (一人ユーザー(正確にはブラウザ)単位のデータ 例:ユーザータイプ等)
 
ディメンションと指標はそれぞれどれかのスコープに属するのですが、同じ属性のディメンションと指標を掛け合わせないと、数値が表示されなかったり、おかしな数値が表示されることもあります。
 
例:特集ページ(ページ)をディメンション+目標達成数を指標 →ディメンションのスコープは「ヒット」 、指標のスコープは「セッション」 「目標が達成されたかどうか」はセッションに対してカウントしていますので、特集ページという単位で切り出して計測することはできません。
 
日常的にGoogle Analyticsを使っている方であればなんとなく感覚として理解できると思いますが、この概念をきちんと理解していれば誤った掛け合わせをしてしまって、結局集計をやり直す、というミスをなくすことが出来ます。

(2)設定
設定に関する正しい知識をもつべき理由は、ここをミスると取り返しがつかないからです…!Google Analyticsでは、過去にさかのぼって計測範囲を修正することはできません

例えば、アカウントによって目標設定等が異っている場合、計測される数字がアカウントごとに違う上に、設定が間違っていると計測は出来ない、もしくは全く役に立たないものになってしまいます。また、フィルタの設定等も失敗すると取り返しがつかず、悔やんでも悔みきれません。

GAIQでは目標で設定できる項目や記載の方法、フィルターの掛け方についても、過去頻出している問題のため、ネット上に落ちている過去問等を解くことでも知見が深まります。
取り返しのつかない失敗を予防するために、ぜひこの辺りは抑えておきたい項目です。

(3)カスタマイズ
管理画面をみているだけでは知らずに終わってしまう機能もGoogleAnalyticsにはたくさんあります。
これ、すごくもったいないです。GAIQ取得を通して、知らなかった機能を知る事ができるのもGAIQ取得をオススメする大きな理由の1つです。

例えば下記のような機能は、管理画面上ではあまり見かけませんが、GAIQの出題範囲となる機能です。

・カスタムディメンション
・カスタム指標
・オフラインデータのインポート
・Management API(Google AnalyticsのAPI)

今回はGAIQ取得をオススメする理由をお伝えしてきました。

なお、GAIQを取得するとこのような証明証が発行されますので、ぜひ社内で自慢しましょう!周りの方も取得したい気にさせることができるのではないでしょうか。
 


無料で何度でも受験できるGAIQですので、この機会に是非挑戦してみてはいかがでしょうか?

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