投資した資本に対して得られる利益の割合。利益を投資額で割ったもの。ROI=Return on Investmentの略。
たとえば、「通販サイト運営に於いて、どのような広告・PR施策が最も投資額あたりの効果が高かったか?」というような問いがあるとすれば。期間内の(『粗利』-『広告に掛けた投資コスト』)÷『広告に掛けた投資コスト』といった立式にそれぞれの数値を代入することでROIを算出・各施策でのROI比較ができる。
しばしば“広告は科学ではない、説得だ。説得とはアートである。”といった表現で称される広告も、一方で“広告の半分は無駄である。問題は、どの半分が無駄なのかわからないことだ。”などと、「その投資額は果たして妥当な金額だったのか?」と言う視点で語られることも少なくない。
日本では少数派かもしれないが、リーマン・ショック以降企業はコストに対する厳しさを強めており、特に米国ではCFOの立場が強い。ムダはカットすべきであるという論調から、CFOがCMOに対して「君の広告施策の投資対効果の妥当性を示せ」というように、定量的なマーケティング投資の正当化が求められるようになってきた。そこで、CMOは他の経営層に自らジャッジした投資が適切である証拠を、定量的な数字で示すことが求められているそうだ。
閑話休題。あなたがCMOであろうとなかろうと―しかし、自分自身が効果を見込んで予算を立てて実行した施策の「適切な投資額」は、気になるところではないだろうか?これからは、より効率的で効果的なデジタルマーケティングを推進していく際の指標の一つとして、ROI(投資対効果)という指標があるのだということを、頭の片隅に入れておいていただきたい。
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