セールスフォース社が「Exact Target」を国内向けに本格的に販売を開始
注目なのは、日本発のソーシャル/コミュニケーションサービスの「LINE」のビジネス向けサービスと連携を強化している点。 ビジネス+IT:LINEとセールスフォースが提携、ビジネスコネクトとExactTargetが連携 MAで法人開拓
これまでSNSを使った企業の情報提供は、すべてのユーザーに一斉にやってきた(Facebookページなど)。だが、LINEビジネスコネクトでは、個々のユーザー毎にカスタマイズされた形でのコミュニケーションが可能になるという。
まさに、One-to-One/パーソナライゼーションをSNSのプラットフォーム上で可能になると言う点で画期的だ。 一方、マーケティングオートメーションツールのExectTargetはSalesforceに買収されて以来、日本市場での展開が水面下で進んできたが、ここに来て本格的に展開が開始される。
SFAのデファクトスタンダードとなっているセールスフォースプラットフォームとの連携ができれば、マーケティングオートメーションの分野が国内でも一気に普及する可能性が垣間見える。 顧客情報がデータ化されて久しいにも関わらず、企業のデジタルコミュニケーションは相変わらず「一斉メール」という形で顧客をマスとして捉えてきた。
一斉メールは今年限りという声が毎年のように叫ばれてきたが、あまり変化が見られなかった分野である。 これを機に、One-to-Oneでのデジタルコミュニケーションが本格的に進むことを期待したい。