欧米では一般的なウェビナー、日本でも徐々に浸透しつつありますが、今回は初めてアンダーワークス(以下弊社)主催でウェビナーを実際にやってみた!という話です。
 
読者の方の会社でもウェビナー実施を検討する際にぜひ参考になればと思います。

まずツールは何が良いんだろう??

世の中には国内海外含めウェビナーを実施できるツールがたくさんあり、どれが良いのか選定に迷ってしまいます。弊社ではテレビ会議でZoomを使用していたので、Zoomを活用してウェビナーを実施してみることにしました。以下参考までに弊社でピックアップしたウェビナーツールです。
 
コクリポ
V-Cubeセミナー
GigaCast
ネクプロ 
Jストリーム
・Adobe Connect Webinars
GotoWebinar
Webex
FreshVoice Webinar

ウェビナー参加者の役割はホスト、パネリスト、閲覧者の3つ

今回利用したサービスZoom Webinarは、ホスト(セミナー開催者)、パネリスト、閲覧者という3つの役割に分かれており、ホストはウェビナーの開催設定、画面共有・発言、録画を行うことができます。パネリストはホスト以外の講演者が使用し、画面共有・発言することができます。ホストとパネリストは閲覧者のログイン状況を確認することができますが、閲覧者は他の閲覧者の情報は共有されません。
 

ホスト(セミナー開催者)のWebinar開催時の画面

また、閲覧者は基本的に聴講のみで、チャットでQ&Aができたり、ホストから承認されると発言することもできます。ウェビナー終了後には閲覧者の参加状況(参加・不参加、ログイン・ログアウト時間)をレポートで確認することができます。

ウェビナーとマーケティングオートメーションとの連携

今回利用したZoom Webinarでは、セミナー開催に必要な機能、
 
・申込みフォーム
・Webinar招待(集客)メール
・参加用URLメール
・フォローアップメール
・参加の承認
 
などの機能は備わっています。
 
また、MarketoやEloquaなどマーケティングオートメーション(以下、MA)との連携ができ、申込者の情報をZoom Webinarに転送することも可能です。
 
弊社ではMAを使用しており、申込者の情報やアクティビティログなどをMA側に残したかったため、申込みフォーム、Webinar招待(集客)メール、フォローアップメールはMAから配信、Zoom Webinarでしか配信できない参加用URLメールのみをZoom Webinarで配信しました。

メールのカスタマイズなど苦労する点も

しかしながら、Zoom Webinarの参加用URLメールの内容を自社用にカスタマイズするのが苦労しまして、メールは定型文があり、セミナーの内容以外はカスタマイズが難しく、カスタマイズ出来てもHTMLコードを書き換える必要がありました。また、ツールが欧米発というのもあり、宛名がファーストネームが表示され、日付表示も英語表記という残念な部分もあり、そこは変更できず諦めるしかありませんでした。
 
さらに、メールの配信履歴の機能がないため参加用URLメールが配信できているかの確認が取れないという点、参加用URLメールでの参加者キャンセルが管理画面で確認できないという点があり、突然参加者の数が減るという現象が運営上、混乱を招いた部分でもありました。

参加者はブラウザからウェビナー参加が可能

Webinarの閲覧方法として、Zoomアプリケーションをインストールする方法と、ブラウザ上で参加する方法があり、スマホにも対応しているため、閲覧方法としての選択肢は多いと思われます。
 
一部、セキュリティ上、自由にアプリケーションをインストールできない企業もあり、対応ブラウザがGoogleChromeとFirefoxのみのため、Internet Explorerを使用している人は参加出来なかったとの声もありました。対応ブラウザは要確認です。

申込み率、参加率が対面セミナーと比べて改善

導入時は自社用にカスタマイズするのが難しいですが、設定してしまえば運用は慣れていくため、使いやすいツールではないかと思います。対面のセミナーよりもセミナー申込み率、参加率が高く、ウェビナーを開催する意義はあると感じました。
 
弊社では定期的にデジタルマーケティングに関するウェビナーを開催していますのでぜひ参加して体験してみてください。
 
定期セミナーの案内はこちら
マーケティングテクノロジーツールの比較はこちらのカオスマップをご活用ください。
 

アンダーワークスが毎年発行『マーケティングテクノロジーカオスマップJAPAN 2019』を見てみる

関連記事

デジタルマーケティングジャーナル 一覧