ECサイトにおける顧客体験の高度化やパーソナライゼーションが重要視されるなか、高機能CMSとEコマースソフトウェアの連携が注目されている。
今回は高機能CMSの1つであるAEM(Adobe Experience Manager)との連携できるEコマースソフトウェアを3つ紹介する。CMS比較の際の参考にして頂ければと思う。
1.Hybris
オムニチャネル対応、グローバル対応(多言語、多通貨、マルチサイト)、B2B/B2Cコマース対応、アジャイル/柔軟性/拡張性などを強みとして訴求。 モバイルコマースにも注力。
モバイルサイト、IOS および Android のネイティブ・アプリケーション、バーコードや/QR コード/NFCのサポートも充実。 サムソン、リーバイス、ブリヂストン、アシックスなどが採用。
2.Intershop
Eコマースソリューションを「チャネルマネジメント」「コマースマネジメント」「プラットフォームマネジメント」の3つに分類。
チャネルマネジメントは、Webストア、モバイルコマース、インストア、コールセンター、プリント(印刷物)のオムニチャネル対応。 コマースマネジメントは、商品情報・注文・決済・物流などのマネジメント。 プラットフォームマネジメントは、拡張性や権限管理など。 メルセデスベンツ、ゼロックス、ソニー、AGC(旭硝子)などが採用。
3.Elastic path
CMS最適化(特にAEM)、パーソナライズドなマーチャンダイジング/プライシング、商品情報マネジメント、オムニチャネルコマース対応(巨大なデジタルビルボード・キオスクからgoogle glassのようなウェアラブルデバイスに至るまで)などを強みとして訴求。
Google,Symantec,LVMH、Virgin Mediaなどが採用。 Adobe社のホワイトペーパーでもこの3社が公式サポートとして紹介されている。 3製品とも「オムニチャネルEコマース」を明確に意識しており、Webサイトにとどまらないオムニチャネルでのパーソナライズ体験が、Eコマースの収益拡大・競争優位を実現する上で、成功要因となりえそうだ。