2017年3月22日-24日の3日間、アメリカのソルトレイクシティで開催されたDomopalooza2017。イベント前日の3月21日に日本のユーザー及びパートナー企業を対象としたDOMO社のオフィスツアーやレセプションが開催された。
トップセールスに進呈されるDOMOカラーの鶏
受付を過ぎてオフィスに入るとすぐに目に入るのがDOMOのコーポレートカラーの色をした鶏の置物。なんでもDOMO社CEOのJosh James氏が雑貨屋で気に入ったものを買ってきて色を塗ったらしい。この鶏はただの置物ではなく、トップセールスに進呈されているとのことだ。
壁一面をディスプレイにレイアウトされたDOMOダッシュボード
オフィスの中を進んでいくと、壁一面に大きさや向きの異なる多くのディスプレイが設置されており、DOMOでビジュアライズされたグラフ等が表示されDOMO社のマーケティング等の情報がオフィスにいる社員全員にリアルタイムで把握できるようになっている。
このように社員に対して情報をオープンにするだけでなく、交通広告のアイディアを社員が自由に発表し良い物を採用するような制度や、毎日オフィスで昼食の提供、家族で出かけられる日を設定等と社員の働く環境を充実させることに力を入れているようだ。
アトリビューション分析のビジュアライゼーション
オフィスツアーの最後にはDOMO社のデジタルマーケティングの責任者であるRick Tolmon氏より企業のマーケターにとってのデジタルマーケティングの課題と自社のデジタルマーケティングにおけるDOMOの活用事例の説明があった。
USでもアトリビューション分析を行っている企業は多くなく、ラストタッチやファーストタッチ、もしくはその併用が大半というのが現状のようだ。
また、アトリビューション分析によって把握し得るタッチポイントを把握したとしても、ユーザーのカスタマージャーニーと比較するとリアルの接点も多くあるため、把握できるのはわずか一部分であるということが現実であり、デジタルマーケティングのROI測定はどの企業も苦労をしているようだ。
そのような中でDOMO社では各種広告データを統合した上でチャネル毎に様々な指標を設定し、DOMOでアトリビューション分析のビジュアライゼーションを実施していた。
このように今までそれぞれのメディアのレポートを一つずつ手作業で統合していたものがリアルタイムで把握でき、合わせてマーケティング予算の予定と実績もDOMO上で管理しておくことも可能なため、マーケティング施策の素早い判断を行うことができることがDOMOの最も特徴的な部分である。
ジャパンレセプションにJosh James氏登場
オフィスツアー終了後レセプションが開催され、DOMOのユーザー企業やパートナー企業、DOMO社の社員で懇親を深めていたところ、不参加の予定であったはずのCEOのJosh James氏が登場。過去にオムニチュアを創業し、当時上場企業における最年少CEOであった有名人の登場に会場は騒然。多くの人に写真撮影を求められても嫌な顔することなく応じていた。
このようにイベントが始まる前日にも関わらず非常に充実した1日を過ごしたことでイベント本番へ向けても気合が入った。そのイベント当日の様子はまた後日レポートをお届けしたい。