株式会社D2Cと株式会社サイバー・コミュニケーションズが毎年行っているインターネット広告に関する独自調査の2016年版「2016年インターネット広告市場規模推計調査」が公表されました。
2016年インターネット広告市場規模推計調査~D2C/CCIが独自推計~
スマートフォン広告費はPC広告費の1.6倍以上に拡大
調査によれば、2016年の「スマートフォン広告は6,476億円」と「PC広告の3,902億円」の1.6倍以上に拡大しています。
同調査では、2015年にスマートフォン広告が初めてPC広告を上回りました。それが、1年を経て一気に差が大きくなっており、インターネット広告全体の6割以上がスマートフォン向けになりました。スマートフォン広告費の中でもFacebookを始めとするソーシャルメディア広告の伸びが特に大きかったようです。
2015年の予測を大きく上回って推移、2017年はスマートフォン広告の割合が7-8割に
2015年の同社の調査を見てみます。
初めてスマートフォン広告費がPC広告費を上回ったことが注目された調査だが、2016年の段階の予測は「スマートフォン57% 対 PC43%」と、差は広がりつつもまだ拮抗している程度の伸び率が予測されていました。
だが、実際は「スマートフォン62% 対 PC38%」と、スマートフォン広告費が予測を大きく上回って伸びたことが読み取れます。
2017年は、70% 対 30%との予測がされていますが、こちらも予測を上回り8割以上がスマートフォン向けとなる可能性もあるかもしれません。インターネット広告のスマホシフトには今後も注目をしていきたいと思います。