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「DMP」と「プライベートDMP」の違いが分かれば、データ・マネジメント・プラットフォームは格段に理解しやすくなる

M Tajima

20131003-DMP2013年の広告・デジタルマーケティング業界のバズワードの1つとなったDMP

ビッグデータ、マーケティングROI、オフラインデータ活用/O2Oなど、旬なキーワードをすべて網羅するようなDMP。「これからはDMPが来ますねー」といった声もよく聞かれるようになってきた。 アドテクベンダーからは続々とソリューションがリリースされており、早々と導入に踏み出す企業も出てきている。

日経デジタルマーケティング:プライベートDMPの活用始めた花王、ブランド間の親和性分析し広告戦略見直しも

だが、「はて、そもそもDMPってなんのことだっけ?」と思いいろいろと調べてみると、これをさくっと理解するのはなかなか難しい。

これはアドテク(ネット広告まわり)の話なのか、それともCRMやマーケティングの話なのか・・・混乱しがちではないだろうか。 実は、DMPを理解する際に、「最初に気をつけるべき最も大事な視点」がある。それが、広告配信対象のセグメンテーションに利用するための「DMP」と企業のマーケティングデータの集約プラットフォームとなる「プライベートDMP」の違いを理解しておくことだ。

そこで今回は、DMPを、いわゆるアドテクとしての「DMP」と企業のマーケティングに活用するデータ基盤としての「プライベートDMP」の違いを考えてみることで、DMP理解の初めの一歩となるような記事にしてみたい。

「パブリックDMP」と「プライベートDMP」は“全く別もの”と考えてみるとわかりやすい

DMPには大きく2種類あると考えよう。「パブリックDMP」と「プライベートDMP」だ。

一般に「パブリックDMP」と言った場合

単にDMPと言った場合、それはネット広告の配信対象を“枠から人へ”変えていくための仕組みである。DSP事業社などが、主に媒体社向け・広告主向けに提供しているサービスで、簡単に言うと、「より具体的に○○な人に広告を打ちたい」というニーズに応えるための広告ソリューションだと考えれば良いだろう。

「プライベートDMP」とは

「プライベートDMP」は一方で、企業が自社独自のマーケティングデータを集約する基盤となるもので、各企業が各々構築するものだ。

自社サイトへのアクセス履歴からPOSや販売データ、顧客データなど様々な自社マーケティングデータを集約する。また、自社のデータだけにとどまらず、第3者からデータの提供を受ければ外部のデータも集約できる。

これらは、広告配信だけでなく、マーケティング調査や商品開発のインプット、自社Webサイトのパーソナライゼーション・レコメンデーション、One to One Eメールマーケティングなど、幅広いマーケティング活用が期待されている。CRMを自社の既存顧客データ基盤だとすると、プライベートDMPはデジタルチャネルや潜在顧客を含めたより広い顧客データ基盤と考えることができる。

プライベートDMPは、CRMと連携~統合されていくのか?

「プライベート」という枕詞が付いているためか、プライベートDMPは狭義のDMPと捉えてしまいがちだ。だが、プライベートDMPは、CRMの発展として、単にデジタル広告配信だけでなく、マーケティング活動全体に大きな影響を及ぼすと期待されている。 DMPを理解するためには、まずこの「DMP」と「プライベートDMP」の違いを頭に入れてから考えるとわかりやすいだろう。

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