- 某医療機器メーカー
- 医療・製薬
事例概要
某医療機器メーカーの広報部では、グローバルガバナンスとブランディグに課題を感じており、それらを解決するためにグローバルでのCMS統合を検討していました。一度別のコンサル会社にCMS選定を依頼するも納得感が得られず、アンダーワークスにて再度CMS選定を行い、要望に沿ったCMSを選定することができました。
課題
グローバルでの情報整備と管理体制の欠如
クライアントである広報部門では、グローバルブランディングとガバナンスを主な目標として掲げていました。しかし、各国ごとに独自のサイト運営が行われており、地域ごとに独自にCMSを導入・運用しているケースや、サイト自体が存在しない国があり、ブランドの統一性が欠けていました。さらに、各国や地域の事業との関連性が整理されないまま情報発信を行なっていたため、ユーザーにとってどの国向けの情報なのかが分かりづらくなっていました。また、本部は中央集権型のガバナンスを求めていましたが、その管理体制が機能していないという大きな課題がありました。
このような状況から、課題の整理や統合に向けたCMSの選定を某コンサルティング会社に依頼しましたが、選定ポイントや比較軸に納得感を得られず、セカンドオピニオンとして当社にご相談をいただきました。
解決策
マーケティングスタックとガバナンス軸でのCMS選定
プロジェクトはビジネス理解から開始し、その後要件整理を行いました。広報部門とIT部門のそれぞれの要求事項を明確にし、CMSの選定基準を設計しました。具体的には、IT部門はサブスクリプションでの契約形態や、各リージョンから近いサーバーを求めており、一方で広報部門は中央集権的なガバナンスを強化するべく、管理画面、権限設定、テンプレートなどのシステムによる管理統制が可能かどうかを重視していました。
これらの要望を軸として各製品ごとのメリット・デメリットを整理しました。さらに今後必要になるであろうマーケティングスタックの全体構成を描き、その中でCMSに求める機能やあるべき姿を提案しました。最終的に、候補として上がった6製品の中から2製品に絞り込み、各部署の要望に最も適した選択肢を提示しました。
成果
4ヶ月でマーケティングスタックの全体構造からCMS選定まで
他のコンサルティング会社では納得が得られなかったCMS選定でしたが、アンダーワークスでは、4ヶ月で要件整理から選定までを実施し、納得のいくCMS選定を行うことができたと高い評価をいただきました。また、要求事項や比較選定の過程をドキュメントにまとめて納品したことで、上申する際の付帯資料として活用いただけたとのお声もいただきました。