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  • OpenText™ TeamSiteが長く愛される理由――今こそ問われるCMSの基本的価…

 
テクノロジーの進化とユーザーニーズの変化に伴い、大きな転換期を迎えているCMS。その渦中で、CMSベンダーはどのような戦略に基づき、どんな製品群を展開しているのでしょうか。連載企画「CMSの進化を目指すベンダーの挑戦」では、その最先端について、各ベンダー担当者へのインタビューを行います。本記事では、CMSの老舗として国内外で多くの導入実績を誇るOpenTextTM TeamSiteのベンダーであるOpenText社の小口氏にお話を聞きました。
 
(話:オープンテキスト株式会社 ソリューションコンサルティング本部 小口 貴史 氏)

DAMとCDPを活用した機能拡張

――OpenTextTM TeamSite以外のソリューションの提供による相乗効果など、会社全体の強みや特徴についても教えてください。
 
DAMやCDPと連携するソリューションは、OpenTextTM TeamSiteに拡張性をもたせる代表的なものです。主要な3つのソリューションを紹介します。
 
1つ目が、OpenTextTM LiveSiteというモジュールです。ダイナミックにコンテンツを生成し、ターゲティングコンテンツをユーザーへ動的に表示できるようになります。またヘッドレスCMSとしても機能し、OpenTextTM TeamSiteで保持するコンテンツをAPIにより外部のフロントエンドに送ることができます。
 
2つ目が、OpenTextTM Media ManagementというDAMに相当するソリューションです。Webサイトを含む、販売チャネルの多様化に伴い大量のデジタルアセットが生まれており、効率的な管理や、コンプライアンスとセキュリティの確保が求められるようになりました。単体での導入も可能ですが、OpenTextTM TeamSiteと連携することで、さまざまな非構造化データを統合管理するデジタルライブラリとしてCMSの運用をサポートします。
 
3つ目が、OpenTextTM Experience CDPです。Googleのマーケティングプラットフォームと連動しているため、ユーザーのセグメント情報をGoogleから受け取り、パーソナライズ化を可能にしています。パーソナライズ化されたコンテンツは、OpenTextTM LiveSiteを組み合わせることでターゲティングルールに沿った形でフロントエンドにコンテンツを出し分けることが可能になります。
 

今後の展望

――今後の拡張を見据えた開発ロードマップについてはどのようにお考えですか。
 

コネクタのフレームワーク拡張を順次行っていく予定です。たとえば、先ほどご紹介したDAMとの連動や、非構造化データの管理、SFAやCRMとの連携を更に拡張させていきます。
 
また2023年1月、OpenTextはマイクロフォーカス社を買収したことを発表しました。これによりAIとアナリティクス分野での相乗効果をもたせます。具体的には画像や動画の分析機能とパーソナライズ機能の拡張です。自社がもっているデジタルコンテンツをAIが自動で判別することで、保有データの把握がしやすくなります。それに加えて、アナリティクス機能の向上により、ページ内のビジネスメッセージにマッチしたイメージ画像のレコメンドなど、ページ制作時の支援機能を強化していく予定です。
 
――AIによるコンテンツアセットの管理に対する期待は大きいように感じます。
 
先ほどご紹介したDAMやCMSの開発や買収は、そういった期待に応えるための取り組みです。AIが介在してメタデータを付与することにより、管理者の負担軽減になります。
 
DAMにAI技術を組み込むことで、動画の内容をテキスト化できたり、OCRにより画像から文字を読み取ったり、登場人物の顔を読み取って著名人の名前を認識したりできるようになります。用途に応じたキーワード検索に対するマッチング能力が大きく向上します。
 
CMSでは、コンテンツをテキストベースに落としてからAIによるマッチング処理を行い、ページに対してどんな画像が合うのかリコメンドする機能も想定しています。また、AIに任せることのメリットは、企業内で統一された基準でメタデータを付与でき、判断を属人化させない点にもあると考えています。
 
――最後に長くCMSに携わってきたご経験から一言お願いします
 
お客様と会話をするなかで、CMSに求められる基本的価値である「ガバナンスを効かせた管理」ができず、お悩みを抱えていらっしゃるケースが多いように思えます。一社のCMSと製品群を統一して利用していくSuitesの方向性や、デジタルマーケティングに特化した動的CMSの一律適用が話題になりますが、実はCMSを一社で完結できているお客様は多くないのではないでしょうか。
 
我々としては、CMSを導入したりリプレースしたりする企業様に向けて、MAなどのCMSに留まらないデジタルマーケティング機能をもったCMSが台頭する中で、そういった機能は適材適所で積極的に活用しつつも、本来の目的でもある「コンテンツ管理をしっかりやる」というところから始めましょう、というメッセージを届けています。
 
OpenTextTM TeamSiteは現場の方が無理して使うのではなく、品質の高いコンテンツを効率的に管理・活用していきたいというユーザーのニーズを幅広くカバーできるCMSでありたいという思いで開発を重ね、長年多くのお客様からご評価をいただいてきました。リアルな現場の声を聞いていると、導入目的と運用がかみ合っていない問題はまだまだあると感じています。デジタルマーケティングは並行してやっていくべきですが、CMSが万能ではない点も押さえておく必要があります。現場が運用しやすいCMSであるために、今後も引き続きEIMの実現に向けた改善を重ねていきます。
 


<お客様事例>
セイコーエプソンは顧客接点強化にOpenText TeamSiteを活用
https://digital-tech-insight.jp/opentext/resources/cs_teamsite_epson/
※上記、オープンテキスト社のページに遷移します。

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